
傷病手当金の概算金額が計算できるシミュレーションツールです。
傷病手当金は、病気やケガで働けず連続して3日間の待期が成立した後、4日目以降の労務不能日について「標準報酬日額の3分の2」が支給されます(給与等の支給がある日は差額支給)。
支給額の目安は、支給開始日前12か月の標準報酬月額の平均を30で割った金額(=標準報酬日額)を基に計算します。
加入期間が12か月未満の場合は、①「支給開始日までの継続月の標準報酬月額の平均」と、②「標準報酬月額の全国平均(支給開始日が2025年3月31日以前:30万円/2025年4月1日以降:32万円)」のいずれか低い方を用います。
標準報酬日額は、支給開始日前12か月の各標準報酬月額の平均を30で割り、10円未満を四捨五入した額です。(傷病手当金日額はその2/3で1円未満四捨五入)
標準報酬月額については、下記の記事を参考にしてください。標準報酬月額が算出できる簡易シミュレーションもついてます。
参考)標準報酬月額とは?決め方や計算方法、調べ方をわかりやすく解説
傷病手当金は所得税の課税対象外のため、原則として確定申告は不要です(※別の理由で申告が必要な場合を除く)。
対象は健康保険の被保険者本人で、被扶養者は対象外。労災による休業は本制度の対象外です。
傷病手当の支給金額シミュレーションツール
加入期間が12か月未満の方は「直接入力」タブをご利用ください。継続月の平均額と全国平均額を比較し、低い方の金額を直接入力することで正確な計算が可能です。
※ 額面給与(賞与や退職金は含まず)
※ 休業中に給与が支給されている場合
※ 待期3日経過後の翌日を「休業開始日」として入力してください(土日祝を含む暦日ベース)
計算結果
標準報酬月額
傷病手当金
計算式
標準報酬日額 = 平均標準報酬月額 ÷ 30(10円未満四捨五入)
傷病手当金日額 = 標準報酬日額 × 2/3(1円未満四捨五入)
支給総額 = 傷病手当金日額 × 支給対象日数
免責事項
この計算は制度要件に基づく概算です。実際の支給額は加入先の審査結果により異なる場合があります。
12ヶ月未満の場合の特例(30万/32万比較)や、日別の報酬により差額調整が入ります。
本ツールは一回の連続した休業期間を対象としています。
※ この計算結果は概算です。正確な金額については専門家にご確認ください。
※ 待期3日には有給・土日祝も含まれます(本ツールの支給日数計算では控除しません)。早退日は初日算入可。
※ 労災や美容目的は対象外。
※ 障害年金・老齢年金とは調整(差額支給)の場合あり。
※ 参考: 全国健康保険協会(傷病手当金)
※ 暦日ベース(週末含む)で入力してください。支給対象日数は入力期間全体(待期3日の控除なし)で計算します(上限: 最長1年6ヵ月)。